母親の住まい空間との関わり方

・母親の空間の捉え方-家全体が私のなわばり空間
もう一つの理由は母親の住まい空間との関わり方が、特定の場所-個室に限られないというものです。こうした特徴は我が国の調査のみならず他の国での調査でも得られています。たとえばセバとチャーチマンによればイスラエルの主婦の場合、自分の部屋と認識する場所あるいは自分らしさを表現している場所は必ずしも自室(寝室)に限られず、家全体やキッチンがそうした場所となっています。また男女あわせた結果ですが、イタリアの既婚男女カップルでは自分らしさを表す場所や個人的な場所などのなわばり的空間は寝室ではなく「家全体」であることが多いといいます。合衆国の若いカップルの調査でも、結婚しているカップルは同棲のカップルに比べると住まいの中で自分一人で過ごすことのできる場所を必要としないという結果が得られています。我が国の場合、先の調査でなわばり的空間として認識している場所を調べましたが、管理・個性を表す空間としては台所・団らんの場といった家族空間を挙げるものが多く、寝室はそれらに次ぐものでした。他方、排他空間としてはそれがあるとしたもののうち八一%が寝室を挙げていますが、排他空間があるとした既婚女性は二七%にすぎません。同様に、北浦らの調査でも主婦が家の中で自分のなわばりと認識している場所は台所が最も多く(四一%)、次いで居間(一九%)となり、寝室・夫婦の部屋はあわせても一四%にすぎません。そして、くつろぐ場所は居間でした(五○%)。このように主婦などの既婚女性の場合、通常なわばり空間として考えられている個室・寝室が必ずしもそうした空間として認識されていないことがわかります。家全体や家族空間・台所など、いろいろな場所が「なわばり的」性格をもっていることを考えると、既婚女性にとって住まいの空間は子供の場合ほど明確に分化していないといえるかもしれません。その他の不動産に関する情報は、←こちらのサイトからたくさん見られます。そしてこうした特徴が結果的に母親自身の個室への欲求や家族から見た母親の個室の必要性を弱めているとみることもできます。

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2 Comments

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